ベルリンマラソンは富裕層のスポーツへ?経済学者が語る走るブームの真実

執筆者:

カテゴリ:

ベルリンマラソンの人気は年々高まっていますが、スポーツ経済学者のクリストフ・ラッシェ氏は、マラソンが次第に「高所得者向けのスポーツ」へと変貌していると指摘します。

かつてマラソンは、誰もが気軽に参加できるスポーツでした。しかし今、高性能ランニングシューズ、最新のトレーニングウェア、栄養補助食品など、様々な高価な商品がマラソンと結びついくようになりました。ラッシェ氏によれば、マラソンは単なる運動競技から、ライフスタイルを示すための「商品」へと変化してしまったというのです。

特に注目すべきは、マラソン産業で実際に利益を得ているのは誰なのかという問題です。ランナー本人よりも、スポーツ用品メーカーやサプリメント企業など、周辺産業が大きな利益を上げているのが現状。参加費も上昇を続けており、経済的余裕がない層がマラソンから遠ざかる傾向が見られます。

さらに興味深いのは、コンプレッションストッキング(着圧タイツ)などの商品についてのラッシェ氏の見方です。こうした製品は革新的なテクノロジーとして宣伝されていますが、科学的根拠が十分でない「見せかけのイノベーション」に過ぎないと、彼は批判しています。

ベルリンでマラソンを楽しむ皆さんにとって、この指摘は考えるきっかけになるかもしれません。走ることの本質は、お金や高級用品にあるのではなく、身体を動かす喜びにあるのではないでしょうか。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です