ここ数年、ベルリンの学校でも夏場の教室の暑さが深刻な問題になっています。教室の気温が30度を超えることは珍しくなく、場所によっては35度近くまで上がることもあります。
こうした猛暑環境は、子どもたちの集中力を大きく低下させるだけでなく、脱水症状や熱中症などの健康被害につながる可能性があります。勉強をする上で最適な気温は18~22度とされており、30度を超える教室では学習効率が著しく落ちてしまいます。
しかし残念なことに、ベルリンの多くの学校ではこうした高温対策がまだ十分に整備されていないのが現状です。エアコンを導入している学校はごく少数で、あっても老朽化しているケースがほとんどです。予算不足や建物の構造的な問題から、抜本的な改善が進まないでいます。
ベルリン在住の保護者の皆さんの中にも、お子さんが学校で暑い思いをしているのでは…と心配される方も多いと思います。この問題は、ベルリン市や各区の教育委員会も認識しており、今後の改善に向けた議論が進められています。当面は各学校で通風の工夫や休憩時間の調整など、できる限りの対応を取っています。