ベルリンの街中で見かける電動スクーター。手軽にレンタルでき、短距離の移動に便利だとして、多くの人に利用されています。しかし、ドイツ全体で電動スクーターが関係する事故件数が増加しており、安全面での懸念が高まっています。
ベルリンの大学病院で働く外科医のマイケル・ジスコウスキー氏は、この傾向に警鐘を鳴らしています。同氏によると、電動スクーターが危険な理由はいくつかあります。まず、利用者の多くが安全意識を持たないまま乗車していること。特に観光客や初心者は、乗り方に不慣れで、転倒しやすいということです。
さらに問題なのは、狭い歩道での走行や、夜間の走行による視認性の低さなど、交通環境の変化に対応できていないケースが多いこと。ジスコウスキー氏の病院にも、スクーター関連の事故で搬送される患者が増えているそうです。
同氏が特に強調するのはヘルメットの着用です。「すべてのヘルメットが役に立つ」という同氏の言葉の通り、頭部外傷は最も深刻な結果につながりやすいため、ヘルメット着用は必須です。さらに、膝や肘のプロテクターなども有効だと指摘しています。
ベルリン在住の方で電動スクーターを利用される場合は、安全装備を整えたうえで、落ち着いた走行を心がけることが重要です。便利さだけでなく、安全面も同等に考慮する必要があります。